Skeletal muscle gene expression profile is modified by dietary protein source and calcium during energy restriction
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21525773
J Nutrigenet Nutrigenomics. 2011;4(1):49-62. doi: 10.1159/000327132. Epub 2011 Apr 28.
Tauriain en E, Storvik M, Finckenberg P, Merasto S, Martonen E, Pilvi TK,
Korpela R, Mervaala EM.
ゲノム解析により人間の遺伝子特定は出来たが、
遺伝子がどのように発現するかはまだまだ不明である。
肥満のマウスにカゼイン、ホエイにカルシウム、αラクトアルブミンにカルシウムを加えた食事を用いて実験。
カルシウムを添加した群ではカゼインに比べてAldh1a7, Fasn, leptin, Nr4a3, Scd1 のmRNAが減少した。
ホエイの方が肥満に対する抑制効果があることが考えられる。
この辺りに関しては、
http://togotv.dbcls.jp/20150204.html
www.ps.noda.tus.ac.jp/wp_miyazaki/wp-content/uploads/2016/11/MurakamiY8Dec.pdf
これらを見てもらいますと、少しは理解が進むのかな、と思います。
今まではタンパク質を摂取して筋肉が肥大したからこれは効果がある、
といったことが言われてきましたが、
今後は遺伝子発現プロファイルを見て、
この遺伝子情報が変化しているから、この遺伝子を刺激するようなことをやれば筋肉が、
脂肪が、以下略といったことが言われるようになるであろう、という話です。
この実験ではタンパク質の種類によって刺激される情報が違う、ということを示しました。
カゼインとホエイでの違いは多くの実験で明らかになっていますが、
これがさらに細かい遺伝情報レベルでも分かってきている、
そんなお話です。
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