Effects of the Drop-set and Reverse Drop-set Methods on the Muscle
Activity and Intramuscular Oxygenation of the Triceps Brachii among
Trained and Untrained Individuals
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27928200
J Sports Sci Med. 2016 Dec 1;15(4):562-568. eCollection 2016.
Goto M1, Nirengi S2, Kurosawa Y3, Nagano A4, Hamaoka T3.
Van Wesselらのレビューによるとレジスタンストレーニングによって生じる筋内の酸化能力は、
筋肥大において負の影響を与えることを示している。
また、Adamsらの研究では、トレーニングをしていない人では運動単位の動員が低下していることが報告されている。
筋肉の力と肥大の向上に機械的、代謝的なストレスがどのように影響を与えているかを調べることが必要である。
ドロップセット法は徐々に負荷を下げていく、
逆ドロップセット法は徐々に負荷を上げていくトレーニング方法である。
ドロップセット法の効果はGorassiniらの研究やSchoenfeldらのレビューで説明される。
Schoenfeldのレビューでは、ドロップセット法は筋肉による負荷で血流が制限され一次的な低酸素状態になる。
これに機械的負荷が加わることで、より強い筋肥大が誘発されると示している。
過去の研究で鍛練者と非鍛練者での比較などは行われていないので実験をしてみた。
ウエイトトレーニング実施者と特に何もトレーニングしていない人それぞれ16人。
トレーニングプロトコルはfigure1にある通り。
ドロップセット法 95%×2 reps + 85% × 2reps +75% ×10reps
逆ドロップセット法 55%×3 reps + 65% × 3reps +75% ×10reps
間はそれぞれ3分のrest。
結果、鍛練者のドロップセット法が筋肉の活動や筋肉内の低酸素化をより大きく示した。
鍛練者は酸素の回復が素早く見られたが、
これはFryerらの研究によりトレーニングによる結果として知られている、
しかし、トレーニングしている人がより太い血管を有することなども分かっている点からすると、
鍛練者の血流は十分に制限されていなかったことも考えられる。
また、上半身と下半身のトレーニングでは結果が異なるとZhangらは示しているので、
今回の結果が下半身にも言えるかは不明である。
Free
ドロップセット法が効果的である、ということで。
逆ドロップ方は疲れた感じはするかもしれないけれども、
トレーニング効果は低いですよ、と。
あとは筋肥大の原因はイマイチよく分からない、ということで。
次回はここで一番最初に出てきた
The muscle fiber type-fiber size paradox: hypertrophy or oxidative metabolism?
筋肉のタイプとサイズのパラドックス
こちらのレビューを少々。
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