Plasma insulin responses after ingestion of different amino acid or protein mixtures with carbohydrate
http://ajcn.nutrition.org/content/72/1/96.full
Am J Clin Nutr July 2000 vol. 72 no. 1 96-105
Luc JC van Loon, Wim HM Saris, Hans Verhagen, and Anton JM Wagenmakers
健康な男性8人を一晩絶食させての実験。
炭水化物を摂取した後でのインスリンの反応、アミノ酸やタンパク質を摂取した後でのインスリンの反応、
これらはどちらも実験されている。
両者を組み合わせた実験も行われている。
ではこれらの組み合わせで最もインスリンの分泌を高めるのはどれなのかを確認しよう
という具合で実験がなされています。
※注;アミノ酸やタンパク質だけの摂取でもインスリンは分泌されますからね。
1~20までの文献参照
インスリンの分泌はグリコーゲンの合成速度を高めるので、
パフォーマンス向上に効果があると考えられる(21や22を参照)。
Whey Pea Wheat Caseinの四つを摂取するタンパク質として利用。
アミノ酸としてはアルギニン、フェニルアラニン、ロイシン、グルタミンを使用。
組合せは図を参照。
インスリンと強い正の相関があったのはロイシン、フェニルアラニン、チロシン、シトルリン。
負の相関が見られたのがグルタミン。
チロシンはフェニルアラニンが大量にあると合成されるので、それによるものと考えられる。
アルギニンの単独での摂取は腹痛を引き起こすだけでインスリンには効果は無し。
グルタミンも摂取して特に変化が出なかったので体内での合成で十分であろう。
タンパク質も”市販のプロテイン”のように粉状になっているものは消化が速く2時間後にはアミノ酸の濃度を高める。
(注;市販のという訳を当てるのが適当かと思いまして。プロテインというとタンパク質そのものなのか、日本人が使うサプリとしてのものなのか分かりにくくなりますので)
インスリンだけを考えるならロイシンとフェニルアラニンを同時に加水分解した小麦タンパク質を摂取するのが効果的。腹痛も起こらないし。
という結論ですね。
アミノ酸の摂取はアルギニンのように腹痛を引き起こしたりするという作用も出るので、
そうした点も含めてベストなものを選ぶというのは必要でしょう。
小麦のタンパク質とロイシン、フェニルアラニン...
グルテン、グルタミン...
まぁ特別にグルタミンを他から取る必要は無いというだけで、
食事で気にせずに食べて良しということですから、
アレルギーなどなければグルテンフリーをせずにパスタなどを食べるのが効果的、
となりますかね。
というか、小麦をしっかり食べるのが良いのでは、
となるかと思いますね。
グルテンフリーって一般人に必要ですか?
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