2017年2月15日水曜日

タンパク質の種類によって摂取後の血中のインスリンとグルカゴンの反応は異なるのか?

Plasma Glucagon and Insulin Responses Depend on the Rate of Appearance of Amino Acids after Ingestion of Different Protein Solutions in Humans
http://jn.nutrition.org/content/132/8/2174.abstract

J. Nutr. August 1, 2002 vol. 132 no. 8 2174-2182

Jose A. L. Calbet and Dave A. MacLean

2002年の論文です。

男性3人女性3人の被験者。

深夜の絶食と胃の洗浄を実施してから測定。

エンドウ豆、ホエイ、牛乳から作られたミルクプロテインの3種類の比較。

インスリンがタンパク質の分解を抑制し、

グルカゴンがアミノ酸の分解を促進すると言われているから、

3種類のタンパク質の摂取後にどのような変化が起こるかを調べてみました、

という具合です。

グルカゴンの反応は血中のアミノ酸濃度(チロシン、メチオニン)に応じている(直線的な相関)。

インスリンはロイシン、イソロイシン、バリン、フェニルアラニンおよびアルギニンが影響する。



まぁソイでもホエイでもカゼインでもどれを摂取しても効果はあると言われますが、

当然ながらしっかりと見るとそれぞれ特性はある。

筋肉の合成という面から考えるとホエイが最も強い作用を持つということになりますかね。

あとは量でしょうかね。

ミルクに関しては特別魅力を感じられるデータがあまりないと思うところです。

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