2017年1月27日金曜日

リボソーム発現と筋肉合成の減少が高齢者の筋量を抑制する原因としてある

Synchronous deficits in cumulative muscle protein synthesis and ribosomal biogenesis underlie age-related anabolic resistance to exercise in humans

The Journal of Physiology 
Volume 594, Issue 24 15 December 2016 Pages 7399–7417

Matthew S. Brook, Daniel J. Wilkinson, William K. Mitchell, Jonathan N. Lund, Bethan E. Phillips, 
Nathaniel J. Szewczyk, Paul L. Greenhaff, Kenneth Smith, Philip J. Atherton
高齢者になると筋肉が減少することは知られているが、そこにある原因は様々である。

また、実験としては単発で行われているものが多く、

長期間で見たものが少ないので6週間の実験を行い3週間ごとの変化を測定した。

テストステロンとIGF-1が若者に比べて明らかに数値が低い。

ミオスタチンはトレーニングによる変化は無かった。

トレーニングをしても遺伝子発現が弱いといったことが、

筋肥大を若者に比べて起こさない理由としてあるが、

その他にも様々な要因があると考えられる。

(free)



タンパク質を多く摂取して運動を適切に行えば、

高齢者でも筋肥大は起こる(若者に比べると起こりにくい)ので、

しっかりとした運動と食事をすれば丈夫な体を維持できます、

という具合ですね。

遺伝子発現、ホルモン分泌の減少といったことはあるし、

食事でのタンパク質の摂取量が減るというのもあるし、

歳を取ったから仕方がないと言わずに、

適切にやることをやれば高齢者でも鍛えられますよ、

という感じでしょうか。

この辺のホルモンの変化などを見ていくと、

若者はどういったものを意識して見ていけば良いかが分かってくるかと思います。

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