特に注目されるのは、ストレッチをすることでパフォーマンスが下がる、
そうした論文が多く出されている事です。
一方ではパフォーマンスが高まるというものもありますが、
実験室における環境においてはやらない方が良いというのが上回っている感じがあります。
何のためにストレッチをやるのか?
まずはそこから始めて欲しい所ですが、
ケガの予防のためという主張に対しては、
ケガの予防にならないという論文をご紹介します。
A randomized trial of preexercise stretching for prevention of lower-limb injury.
Med Sci Sports Exerc. 2000 Feb;32(2):271-7.http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10694106
軍人を相手にした実験ですが、
ストレッチをしたかどうかでは差がないという結果になっています。
ケガをする原因というのはウォーミングアップだけで避けられるものではない、
そういった事が示されているとも言えます。
また、自転車での実験で明確にパフォーマンスが下がったというものもあります。
Cycling efficiency and time to exhaustion are reduced after acute passive stretching administration.
Scand J Med Sci Sports. 2012 Dec;22(6):737-45. doi: 10.1111/j.1600-0838.2011.01327.x. Epub 2011 May 12.http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21564308
こちらでは自転車を使って測定してみた結果、
持久力が大幅に下がったというものです。
なお、これらのストレッチというのがどのようなものか、
また一つの部位に何秒程度実施しているのかがポイントとなりますので、
そうした点も理解してやるかやらないかを選択するのが大事になるかと思います。
なお、現状ではメリットが少ないように感じられます。
0 件のコメント:
コメントを投稿