2014年8月10日日曜日

思春期前のサッカー選手における高強度トレーニングの効果


Effect of strength and high-intensity training on jumping, sprinting, and intermittent endurance performance in prepubertal soccer players



J Strength Cond Res. 2014 Feb;28(2):413-22.

思春期前のサッカー選手に対して高強度のトレーニングを行うのは良いのかどうか、

それを検討したのがこちらの論文です。

結果としては効果があるとなっておりますが、

それぞれの選手の発達に応じた負荷の設定など、

基本的なことを忘れてはダメでしょうね。

2014年8月6日水曜日

運動中のたんぱく質摂取は必要か


Is There a Need for Protein Ingestion During Exercise?


Sports Med. 2014; 44: 105–111.

運動中におけるタンパク質の摂取が有効かどうか、

これに関する話題だけでなく運動前後に関する先行研究の話などもあるので、

かなり参考になるかと思われます。

取りあえず、どのタイミングであれタンパク質の摂取は効果的である、と。

プロテイン、という言葉に引っかかって”プロテイン”という商品に拘ることが無いようにしましょう。

プロテインとはあくまでタンパク質のことです。

2014年6月16日月曜日

トレーニングが与えるPGC1-αの発現


Exercise-induced expression of peroxisome proliferator-activated receptor γ coactivator-1α isoforms in skeletal muscle of endurance-trained males.



peroxisome proliferator-activated receptor γ coactivator-1α(PGC1-α)の発現が運動によって引き起こされるが、
持久的なトレーニングを積んでいる人ではどうなるかを調べた論文。
トレーニングを考える上での基本となるものであり、この分野は継続的に注視しておく必要がある

2014年6月15日日曜日

筋線維のタイプはどのように決定されるのか


Transcriptional co-activator PGC-1α drives the formation of slow-twitch muscle fibres

Nature 418, 797-801 (15 August 2002) 


筋線維には大きく二つの速筋と遅筋に分類されることが知られていますが、これを決定する因子が何なのか?
これを調べたものがこの論文です。そもそもにトレーニングするとどのような生理学的な変化が体内に生じるのか?
それを理解しておくとトレーニングの組み立てや練習効果を狙う事も可能になります。
近年では成長ホルモンが成長因子ではなく、PGC-1αが成長因子であるとも言われていますが、
そうした変化を素早く把握しておくことが、より強いアスリートになるためには大事かと思われます。

2014年5月23日金曜日

クレアチンの摂取による筋力への影響


Creatine supplementation prevents acute strength loss induced by concurrent exercise.

 2014 May 20.


クレアチンの摂取が筋力の上昇に効果的という論文は多々ありますが、
持久的な運動と強度の高い運動を組み合わせるとどうなるかを調べてみたのがこちら。
クレアチンの減少が運動制御の一要因であると推測する人もいますので、
こうした研究を追っていくのは新たな発見につながるかと思われます。