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という内容になってしまっているけれども、
まぁ気づいている人、
理解している人が少ないせいか、
なるほど!!
と思わせている話が多々散見されるので簡単に。
筋量とはそのものズバリで筋肉の量のことですね。
簡易な体脂肪計のようなもので計測することもできますが、
あれはあくまで推計値です。
筋横断面積(CSA)という言葉で示されるように、
ちゃんと計測したい人はMRIの輪切り画像や、
超音波で身体内をしっかりと分析しないと無理です。
体脂肪計は多くのサンプルから作られた推計式に当てはめていますので、
簡易な計測で示される筋肉量というものは参考値程度にしてください。
除脂肪体重という言葉もありますが、
これは脂肪を除いたものですので、
筋肉だけではなくて内臓などの重さも計測します。
その点をお間違えないように。
『筋量とは筋肉の量のことである』
よろしいでしょうか。
では筋力とは何か。
こちらは筋肉が発揮する力です。
この筋肉が発揮する力というものは、
筋肉の量と神経系の能力によります。
トレーニング初心者の人が少しトレーニングをすると、
数日で大きな力を発揮出来るようになりますが、
これは神経系が発達したことによるものです。
筋量の増加というのはそんなに簡単に起こりません。
その昔は2~3カ月で起こると言われていました。
これは計測する方法が難しく、
数ミリの肥大で筋肉の量が増えたと言えるのか、
水やら血管やらの影響じゃないのか?
というものがありまして、
明らかに肥大する2~3カ月が筋肉の量が増える(筋肥大)には必要とされていました。
最近ではMRIを徹底的に用いたりすることで、
2週間ほどでも筋肉の量が増える(筋肥大)ということが確認されています。
ということで、
『筋力=筋量×神経系のようなもの』
このように理解して頂ければよろしいかと思います。
ですので、
筋力の増加は筋肥大(筋量が増加)したのか神経系が発達したのかを見分けないと、
よくありがちな、
「短期間で筋肉がメッチャついた!!」
という勘違いにつながります。
まずは神経系の発達によって筋力が上昇。
その次に筋量の増加が起こりますので、
そこで筋力が上昇、
となります。
では筋量が増えると必ず筋力が上がるのか?
残念ながらこれは言い切ることが出来ません。
以下、小難しい話はどうでも良いという方に取りあえず
まとめ
筋量=筋肉の量
筋力=筋肉の量と神経系の能力に応じて発揮される力
筋量が増えたから筋力も上がるとは断言できない
以下、小難しい?話が少々。
加圧トレーニングの研究を見てみますと、
低い負荷でトレーニングして筋肥大は確認されているが筋力は上がっていない、
というものがあります。
ベンチプレスを用い、大胸筋のデータを見ている結果ですので、
何かしら別の要因があるかもしれませんが、
神経系の適応が不足した結果、
伸びが無かったと推測されます。
実際、この後に高い負荷でのトレーニングを実施して試した所、
低負荷による肥大が起こったグループでも筋力の上昇が確認されています。
(論文があったような気もしますが、学会で筆頭著者への質問しました)
また、
近年では低負荷で継続不能になる運動を実施することで筋肥大が生じることも確認されています。
こうした点から考えると、
肥大をするためのトレーニングを実施し、
出力を高めるような高負荷を組み合わせて高める、
という段階を踏むことが合理的のようにも考えられます。
そこにはmTORやPGC、ppar、myostatinなどなど成長因子の話もありますが、
筋量と筋力といった関係の一つの話から見ますと、
低負荷も上手く取り入れるとケガのリスクを下げることなどが可能になるかもしれません。
筋量を増やす(筋肥大をさせる)ことをやってから、
神経系を鍛えて筋力を増やす。
筋量と筋力の話からやや脱線しましたが、
ご参考までにどうぞ。