2017年1月21日土曜日

朝のストレングストレーニングは午後のパフォーマンスを改善する

Morning based strength training improves afternoon physical performance in rugby union players


https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23707139

J Sci Med Sport. 2014 May;17(3):317-21. doi: 10.1016/j.jsams.2013.04.016. Epub 2013 May 23.

Cook CJ, Kilduff LP, Crewther BT, Beaven M, West DJ
テストステロンは日内変動をするが、

運動をすることでこれが変化するかを調べた。

セミプロのラグビー選手での実験。

午前9時に40mのダッシュを5本か、ベンチプレスもしくはスクワットを1RM×3回実施。

コントロール群・トレーニング群のどちらでも、

15時からの午後のトレーニング時にはテストステロンとコルチゾールが減少していた。

テストステロンの減少が一番大きかったのはコントロール群で、次にスプリント群。

ウエイトトレーニング群ではコントロール群と比べると10分の1程度の低下となった。

CMJ(垂直跳)と40mダッシュはウエイトトレーニング群が良かった。

午前中にウエイトトレーニングなどをすることでテストステロンの減少を予防できると考えられるが、

この減少の抑制が午前中の運動によるものなのかは明確に判断できない。

2017年1月20日金曜日

小学校低学年における学力と運動能力の関係性

Associations of motor and cardiovascular performance with academic skills in children

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24126966

Med Sci Sports Exerc. 2014;46(5):1016-24. doi: 10.1249/MSS.0000000000000186.
Haapala EA, Poikkeus AM, Tompuri T, Kukkonen-Harjula K, Leppänen PH, Lindi V, Lakka TA.
小学校低学年の男子においては学力が低いと運動能力も低いという関係性が見られる。


UCP3を過剰発現させたマウスでのアミノ酸とメタボロミクスの新たなマーカー

A novel amino acid and metabolomics signature in mice overexpressing muscle uncoupling protein 3
http://www.fasebj.org/content/early/2016/11/10/fj.201600914R.abstract

Céline Aguer, Brian D. Piccolo, Oliver Fiehn, Sean H. Adams, and Mary-Ellen Harper

FASEB J. 2016 Nov 10. pii: fj.201600914R. [Epub ahead of print]

UCP(脱共役タンパク質)は脂肪酸の酸化や熱産生に関係するが、

未解明な点が多い。

UCP3を過剰発現させたマウスで5週間の運動負荷をした結果、

脂肪の酸化だけではなく、他の多くの代謝にも影響を与えていることが分かった。

骨格筋と血漿中のアスパラギン酸 グルタミン酸、リシン、チロシン、セリン、メチオニンは減少、

脱水素酵素活性は上昇など、その他も多くの変化が見られる。









2017年1月19日木曜日

Exendin-4は筋肉細胞での酸素消費と熱産生遺伝子発現を増加させる

Exendin-4 increases oxygen consumption and thermogenic gene expression in muscle cells


J Mol Endocrinol November 21, 2016JME-16-0078

Jin-Seung Choung, Young-Sun Lee and Hee-Sook Jun

グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬であるExendin-4の筋肉内注射は、

筋肉におけるUCP1、PPARαおよびp-AMPKの発現を有意に増加させた。



GLP-1を狙うことで脂肪の効果的な減少などを実現できる。

2017年1月18日水曜日

21日間の連続した筋力テストから見る筋肉の適応

Muscle adaptations following 21 consecutive days of strength test familiarization compared with traditional training
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/mus.25488/full

Muscle & Nerve 22 November 2016

Scott J. Dankel MS, Brittany R. Counts MS, Brian E. Barnett MS, Samuel L. Buckner MS,
Takashi Abe PhD, Jeremy P. Loenneke PhD

1RMの増加は筋肥大以外の要因が考えられる。

...。

まぁそうですね。そうなりますよね。

筋肉は3週間でほとんど増えませんが、筋力は上がります、

ということが再確認されました、という具合で。