Clin Physiol Funct Imaging. 2015 Oct 30
Ozaki H, Loenneke JP, Abe T.
Ozaki H, Loenneke JP, Abe T.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26517965
血流を制限した状態、日本国内においては加圧トレーニングとしても知られている状態で、
高齢の女性に20分間歩いてもらう実験をし、
筋肥大とノルアドレナリンやインスリン、成長ホルモンの分泌の状況を確認しております。
加圧した状態での歩行によってホルモン分泌の増加が観察されるも、
その量と筋肥大とで有意な相関関係が見られないので、
加圧した状態での歩行によるこれらの分泌の向上は、
筋肥大に大きな影響を与えていないのでは、
と推測しております。
この辺りは反証が直ぐに行われそうですが、
ホルモンの分泌を増やしただけでは筋肥大につながらない、
ということが一つ考えられるでしょう。
なお、この文中で使ったホルモンという言葉が成長ホルモンを指すわけでは無い、
ということが分からずに勝手に成長ホルモンと脳内で置き換えてしまった人は、
そもそもにホルモンとは何ぞや?
ということを調べてみると良いかと思います。