2014年3月27日木曜日

ストレッチを行う時間とその影響

Acute effects of different stretching durations on passive torque, mobility, and isometric muscle force.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23524367

2013 Dec;27(12)

近年、ストレッチの功罪というか効果の有無というものが多く研究されています。
静的ストレッチによって出力が下がるという意見が多く出されていますが、どれくらいの時間をやれば影響が大きいのか、そうしたものに着目したのがこの論文です。30秒以上同じ所をやると出力が下がるとされているものが多い気がしますが、そんな時間同じ部位をストレッチしないという意見もあります。実際、運動をしている人を観察しますと、60秒くらいしている例を多々見かけますが。ストレッチをどのように取り入れるかを考えないとトレーニング効果が下がってしまう、この現実をしっかりと見つめる時期ではないでしょうか。

2014年3月26日水曜日

PGC-1α骨格筋におけるアミノ酸の代謝に関与する

PGC-1α-Mediated Branched-Chain Amino Acid Metabolism in the Skeletal Muscle

http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0091006

Published: March 17, 2014


近年、PGC-1αに関する研究は多く行われており、持久的な運動に関して考察するうえでは重要なものであると考えられます。そもそもにトレーニング効果とは何ぞや?といった話になるわけですが、筋肉が増えたら強くなる!!といった単純な話を細分化していくとエネルギーを輸送する機能の向上なんていう話が出てきます。このあたりに関しての話にPGC-1αは登場してきます。

まあ簡単な話ですとこんなところから

http://www0.nih.go.jp/eiken/info/pdf/06_p7.pdf

↑のような糖尿病といった話なんかにもつながっていきます。こうした糖の分解といった話は、運動をする上ではとても重要なので、興味を持って読むと面白い閃きが生まれるかもしれません。

2014年2月24日月曜日

持久的な競技を行う選手への筋力トレーニングの効果とは

The Effect of Strength Training on Performance in Endurance Athletes

http://link.springer.com/article/10.1007/s40279-014-0157-y

筋力トレーニングを行う事で持久的な競技を行っている選手のパフォーマンスが向上するという論文は多く出ております。リンク先のreferencesから56本の関連論文がありますが、こうしたものをベースにしてさらなる研究を積み重ねていくことが必要である、そのようにまとめております。
まだまだ研究すべきことはたくさんあるが、多くのデータが出されているので参考にすべき、そのように言えるかと思います。

足首のテーピングに関する効果の検討

Residual Mechanical Effectiveness of External Ankle Tape Before and After Competitive Professional Soccer Performance.

Clinical Journal of Sport Medicine: January 2014 - Volume 24 - Issue 1 - p 51–57

http://journals.lww.com/cjsportsmed/Fulltext/2014/01000/Residual_Mechanical_Effectiveness_of_External.6.aspx

足首のテーピングがどの程度の時間において効果があるのかを検討したもので、サッカー選手を対象としています。
時間が経つと効果が弱くなるというイメージがありますし、結果については本文を読んで頂ければよろしいですが、やはりテーピングをしないで試合に出られる状態がベストというのは言うまでも無いですね。

2013年12月31日火曜日

トレーニング効果は他の部位にも出るのか?

Pronounced effects of acute endurance exercise on gene expression in resting and exercising human skeletal muscle.

2012;7(11):e51066. doi: 10.1371/journal.pone.0051066. Epub 2012 Nov 30.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23226462

トレーニングをするということは身体への刺激があるということです。

その結果、

身体は遺伝子発現など何かしらの適応を行いますが、

そうした現象は直接刺激を与えていない部位にも起こるのか、

といった事を調べています。

似たような実験は多々行われていますので結果も同じようなものになっています。

ケガをした時などのトレーニングといったものを考える際には使える内容かと思います。