アメリカのアンチドーピング機関であるUSADAのSupplement 411に載っています、
これを見たら危ないサプリメントだと考えろ、
というものを簡単に。
https://www.usada.org/substances/supplement-411/recognize-risk-when-see-it/
411はアメリカでの電話による案内サービスですね。
URLを”それを見たら危険性を思い出せ”、なんてしているくらいですからね。
1. Avoid supplements that list prohibited substances on their label.
※禁止物質がラベルに書いてあるサプリメントは避ける。
禁止物質は別の呼び方でも表記されていることもあるので、しっかり確認する。
(メチルヘキサンアミンはジメチルアミン;DMAAなどとも呼ばれる)
2. Avoid products made by any company that sells products containing substances prohibited in sport.
※会社が売っている商品に禁止物質が含まれている場合、その会社の商品は避ける。
使おうと思う商品そのものには禁止物質が入っていなくても、
誤って混入するリスクが生じるので、その会社の商品を避ける。
3. Avoid muscle-building, weight-loss, sexual enhancement, and “energy” supplements.
※筋肉増強、体重減少、精力向上、エネルギーと書かれるサプリメントは避ける。
これらが書いてあるサプリメントには、
未承認の物質や、その他の物質が含まれている可能性が高い。
4. Watch out for companies that market products in any of the above categories.
※3の商品を販売している会社の商品には注意する
2と同じく禁止物質が使われていて、混入する恐れがある
5. Watch out for ingredients ending in -ol – diol or –stene, or ingredients that contain a lot of numbers.
※~olや~diolまたは~steneで単語が終わる、または多くの数字を含む成分には注意する
一部のSupplement会社は独創的に見せるために曖昧な名前で成分表を列記しているかも。
6. Avoid supplements that claim to treat or prevent a disease.
※病気を治療するなどと書いているものは避ける
7. Watch out for claims like “newest scientific breakthrough” or statements like “secret formula,” “money back guarantee,” “quick fix,” “used for thousands of years,” or “what the experts don’t want you to know”, or the use of impressive sounding scientific jargon.
※最新の科学による発見や秘密の配合、返金保証など強い印象を与えるものは避ける
8. Watch out for claims that a product is an “alternative to prescription medication.”
9. Be very skeptical of “clinical studies” or advertisements with lots of images of doctors, etc.
※医者などの画像による公告が多いものは避ける
サプリメントの有効性を示す研究の多くは貧弱な管理で、科学的では無い形で実施される。
企業は独自に実施した研究に対して、他の専門家による評価をさせないことがある。
10. Watch out for herbals, and the term “all natural.”
※全て自然の成分と書いてあるものは注意する
天然の成分が安全であるとは限らない。
天然のハーブから合成した成分を作り出すことが傾向として見られる。
メチルヘキサンアミンを含有する場合、ゼラニウムオイルと書いてあることが多い。
11. Avoid complicated products with tons of ingredients or ingredients that you don’t recognize.
※多くの成分が含まれていて複雑になっているものは避ける。
より多くの成分が含まれると製造中に禁止物質などが混合するリスクが高まる
12. Beware of products that have not been tested by a qualified third-party.
13. Beware of “Proprietary Blends.”
※独自の配合に注意する
独自の配合の場合は合計量だけを示せば良いのでここの成分の量が不明になる。
高価な成分をごく微量に配合して商品の価格を高くしたりする
14. Beware of products that have a lot of adverse events associated with them.
全文は元のリンク先にありますので、そちらを読んで頂くのが良いと思います。
アスリートにとって禁止物質の摂取というのは大きな問題になりますが、
まずは禁止物質が検出された商品は摂取しない、
禁止物質が検出された商品を製造している会社の商品は摂取しない、
そうした商品を広告・販売しているサイトは情報不足の可能性があるので注意する、
というのが基本ですね。
ここを怠った場合、 もし商品が汚染されていて検査で違反となった際、
注意不足として資格停止期間が長くなってしまうことが先例から考えられます。
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