2016年1月8日金曜日

カロリー不足による筋合成の減少はレジスタンストレーニングとタンパク質摂取で回復する

Reduced resting skeletal muscle protein synthesis is rescued by resistance exercise and protein ingestion following short-term energy deficit

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24595305


Am J Physiol Endocrinol Metab. 2014 Apr 15;306(8):E989-97

Areta JL, Burke LM, Camera DM, West DW, Crawshay S, Moore DR, Stellingwerff T, Phillips SM, Hawley JA, Coffey VG

筋肉の合成にはカロリーオーバーの状態が必要であるとされます。

それは人間が必要とするカロリーを誤差無く計測することが不可能であり、

必要なカロリーと供給すべきカロリーやタンパク質その他の量が推測不能ということや、

カロリーが減った状態になると筋肉が分解モードになるという点から言われます。

その他、筋肉が分解される要因は飲酒など多々ありますがここでは置いておき、

この実験は体重1㎏あたり30kcalを摂取させてエネルギー不足の状態にし、

それが筋肉合成にどのような変化を与えるか、

タンパク質摂取や運動がどのような効果をもたらすか、

といったものを調べております。

かなり引用も多く役立つ論文かと思いますので、

ダウンロード無料ですし一読をおススメいたします。

結論としてはプロテインの適度な摂取とレジスタンストレーニングが筋肉の合成には大事、

ということになります。

エネルギーが不足した状態では筋肉の合成も不十分になるので、

しっかりと多めに食べた状態が筋肥大には望ましい、

ということですね。

筋肥大する時は多く食べて脂肪も少しセットでくっついてくるのは仕方がない、

そしてそれをその後に落とすような作業をやる。

この繰り返しが効率の良い筋肥大につながるであろう、

と。

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