2013年10月27日日曜日

短距離のインターバルトレーニングは有酸素能力に影響する

Sprint Interval Training Effects on Aerobic Capacity: A Systematic Review and Meta-Analysis

Sports Medicine

http://link.springer.com/article/10.1007/s40279-013-0115-0

短距離のインターバルトレーニングは有酸素能力に影響するという論文が多くでてきていますが、

これらについて分析したものがこちらになります。

30秒程度でオールアウトするような運動の繰り返しをsprint interval training(SIT)とし、

いくつかのサンプルを抽出して調べた結果、

持久的なトレーニングと同じような効果があると結論づけております。

この結果はここ数年で言われてきている事ですし、

もっと昔から似たような事が言われてきていたわけですが、

陸上競技におけるマラソンや長距離などにおける走り込みを、

インターバルトレーニングで代用する事が可能であるということを示唆しております。

日本ではスピードをつけるためにインターバルトレーニング、

持久力をつけるために走り込みをするというのが一般的ですが、

スピードをしっかりと出したインターバルトレーニングは、走り込みを減らす事が出来る、

という話になります。

もちろん、スピードを出すことは負荷が高くなるのでケガのリスクは上がりますが、

長時間の走り込みをやらないとダメであるという思い込みを無くし、

トレーニングの選択肢を増やす事につながっていけば良いかと思います。

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